Seventh Sense

LAST ALLIANCE Seventh Sense專輯

12.つぼみ

作詞:MATSUMURA
作曲:MATSUMURA

雪解け走るバスに約束と希望乗せて
見慣れた景色と想い出を野心に焼き付けた

旅立ちのベルが無感情に別れの時を告げ
遠くで手を振る姿に にじむ視界

オレンジ色に染まった遊歩道にクラクションが響く
この街にはあなたがいない 沈まない夕日と僕だけ

蔑すむ目の商人が 気まぐれに石を値踏みした
ご託を並べるなら お隣へどうぞ
鋭利なセンチメンタリズムを 不細工な小夜曲に乗せ
錆び付いた弦をかき鳴らし 明日を歌おう

惨めだって 辛くたって あなたはいつも笑っていた
だから立ち止まるわけにはいかないのです

明日も知らない街のオレンジに包まれるけど
踏み出したこの一歩は 間違いじゃない

灰色のアスファルトに 通りゆく人の足音に
汚れたさくらの花びらと僕の声
見上げた窮屈な空も 焼き付けた空に繋がっていて
どこにだって飛ばしてゆけんだ 明日も歌おう

季節がまた一つ巡って 新緑の木々の隙間から
一筋の光が つぼみに差し込んだ

春の風待つつぼみに 柔らかな日々の隙間に
いつか咲く白い花に未来を映す
強い風に耐えながら それぞれが映し出す未来で
あの日交わした約束が道しるべさ